農薬の商品名にMCマイクロカプセルの名称この意味は??
MCと言う略称のついた農薬には、トレボンMCや
スミパインMCなどがあります。MCと言う略称ではありませんが、ダイアジノンSLゾルにもマイクロカプセルの中に薬剤が含まれています。
MCと言うと知識のある方は、司会者を連想する方もいらっしゃるかもしれません?
しかし農薬の商品にこのようなMCがつくとこれは、マイクロカプセルの略称です。
〇〇MCとはごく微小のカプセルの中に(目に見えない小さな世界の事で分かりずらいかと思いますが)この農薬の液体を閉じ込めたもの(拡大して考えてみると農薬容器の中に農薬液が入っていると理解して頂くと分かりやすいかと思います)
なぜこのような薬剤が出来たかは、農薬の薬効を長くする為と思います。
ではそのマイクロカプセルから農薬がどのように外に抽出してこの薬剤の効果を発揮するかは、このマイクロカプセルが、紫外線や害虫、日光、雨風などの外的要因で壊れ、外にその薬剤成分がじわじわと植物に付着し、害虫が植物を食べようとした時に害虫に被害を与えると考えられます。
★マイクロカプセル(MC)を私達、使う立場からみた利点
- マイクロカプセルは、安定的に長い期間効果を発揮する
- 薬剤散布の回数が少なく済むので、人件費と時間の節約が出来る。
株式会社アイ・エイチ・エスでも、同じ成分の薬剤の場合、マイクロカプセルをお使いになられるお客様が大変増えています
例えば、これからが適期の松のマツノマダラカミキリ成虫に対して
※スミチオンは食害もありますが、基本的にかかったところに効果がある為、虫がいるところに薬剤が当たらないと効果が無いです。残効性がスミパインMCに比べ短い為もあり効果を出すためには散布の頻度が高くなります。
マイクロカプセルは比較的残効性が高くなります。これはじわじわとしみ出た薬剤が着いた葉を虫がかじってやられる為、安定性が高くなります。
■使う頻度
◆スミチオンの場合⇒5月~7月に3回~4回散布
◆スミパインMCの場合⇒5月~7月に2回散布
★スミパインMCについて
使い方:松の木の幹も含めて全体に散布
倍率 :50倍で
時期 :基本的には1回目5月20日頃 2回目7月上旬から中旬に1回
【合計2回】
使用液量:3ℓ/本(樹高10m)
スミパインMCのお問合せ・ご購入は☟
株式会社アイ・エイチ・エスまで
TEL0479-67-2623 FAX0479-67-2814