春のマツノザイセンチュウ対策はネマバスター
松枯れの原因になる
マツノザイセンチュウは、松の中で増殖し、水を吸い上げる管を圧迫するため、松を弱らせ、松枯れを引き起こします。
マツノザイセンチュウは、5月から7月にかけてマツノマダカミキリが松の樹皮を食害する際に、寄生していたマツノマダカミキリから松に侵入してしまいます。
通常、マツノザイセンチュウ対策には樹幹注射剤を注射し対応しますが、施工は12月から2月頃までの寒い時期に行わないと、薬剤が松ヤニに押されて入っていきません。3月頃になってマツノザイセンチュウ対策お問い合わせをいただく場合、ネマバスターをお勧めしていますが、ネマバスターは、根から浸透するまで最低でも1ヶ月かかる為、マツノマダカミキリが発生する時期になってしまった場合は、スミパインMCを全体に散布して頂く事をお勧め致します。
写真は私の家の庭にあった松です。
1週間から2週間くらいで急にあっというまに枯れてしまって悲しかったことを覚えています。マツノザイセンチュウによる「松枯れ」は夏から秋にかけて水も吸い上げられず、赤褐色に変色し下からまだらに枯れていくのが特徴で、症状が現れてから枯れるまでのスピードが早いです。稀に年末に感染し、年明けに枯れるものもあります。
松枯れの原因
【通常のマツノザイセンチュウ対策】
12月から2月頃までの間にグリーンガードエイト、メガトップ、マツガードなど樹幹注入剤を注射し、春からはスミチオン又はスミパインを散布します。
【春以降のマツノザイセンチュウ対策】
アイ・エイチ・エスでは春以降の暖かくなってからマツノザイセンチュウ対策を行う場合は
ネマバスターをお勧めしています。
ネマバスター:1L入り 12,000円(税込)
使用用途:せんりょう・樹木類のネグサレセンチュウなど1,000倍に希釈して使用
<ネマバスターの特徴>
1.松を傷つけずに根から吸収、浸透移行し樹体内のマツノザイセンチュウを防除します。
2.樹の周りに土壌灌注する簡単な薬剤です。
3.ネマバスターは、特異的に優れた殺センチュウ効果を示す薬剤です。
4.比較的に速攻的に効果を示します。(残効性は約1ヶ月、寒冷地は約2か月)
5.庭園松等の強剪定された松に対しても使用できます。
<ネマバスターの使用量>
作物名 | 適用外注名 | 希釈倍数 | 胸高直径 | 使用量(希釈液で) |
まつ(立ち木)
|
マツノザイセンチュウ
|
50倍
| 50~10cm | 6ℓ |
10~15cm | 8ℓ |
15~20cm | 12ℓ |
20~25cm | 18ℓ |
25~30cm | 26ℓ |
30~35cm | 38ℓ |
35~40cm | 52ℓ |
■使用時期:マツノマダラカミキリ成虫発生2~3ヶ月前
<使用上のご注意>
医療用外劇物の「ネマバスター」は、強い根部浸透移行力により、樹体全体に有効成分が拡散し、松に侵入したザイセンチュウの運動を阻害し、増殖を阻害し、増殖を阻止し、致死させる高い効果を持つ『殺センチュウ剤』ですが、既にザイセンチュウに侵されている松に効く薬剤はネマバスターに限らず今の所無いため、あくまでも
予防として次の事を必ず守ってください。
●『ザイセンチュウ病』にかかっていない松にネマバスターを処理してください。
もし分かりずらいばあいに処理する場合は松所有者、施主の方に必ず十分にご理解を得
て使用して下さい。
●ネババスターを初めて使用する場合及び、庭園松等の強剪定された松に使用する場合
は、松保護士、樹木医、その他の専門知識を有する林業技術者、病害虫防除所等の関係
機関の指導を受けて下さい。
●ネマバスター使用にあたっては、本や技術資料を十分にご理解して頂きその内容に従い
ネマバスターの特徴をいかした上手な使い方をして下さい。
◆ネマバスターをご注文のお客様へ
ネマバスターは
「医療用外劇物」の取り扱いになります。劇物譲受書のご提出が必要ですのでご注意ください。
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